ケイパビリティ

スタッフの不満がゼロになる属人的な査定に左右されない人事考課

業界標準の考課基準で、全てのスタッフにフェアな査定を実現

言葉の定義

人事評価?考課?査定?このテーマを語る上で正しい日本語を使いたい筆者。言葉の定義を明確にしておきます。

「評価」

遂行された仕事の良否、業績の良否を判定すること

「考課」

従業員の処遇を決めることを目的に、従業員個人のある一定期間における能力、業績、貢献度などを把握すること。ある時点の状態を棚卸するイメージですね。

「査定」

「考課」の結果を数値化すること

執筆者

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Digital STAFF M

生息地:ブランディング本部

服装はシンプルと着心地を大切にしています

課題とあるべき姿

ほとんどの企業で最低、1年に1回「昇給」というイベントが実施されているはずです。

対象年の業績や貢献度を鑑みて給与を決定している企業もあるでしょうし、スタッフ個人の成長した能力を棚卸し、その伸び率に応じて給与を決定する企業など多様で、何が正解かは永遠のテーマだといえます。

ここで一つ課題があります。それは査定する人・企業の特性に結果が左右される可能性があるという点です。

2人の新入社員がいるとします。1人はいわゆるシゴデキの上長がいる部署に配属され、もう1人は仕事に対する成果の基準が平均よりも緩い上長がいる部署に配属されたとします。2人とも1年間で、同じレベルに成長し、成果もほぼ同等。しかし、前者の新入社員は平均以下の考課結果に(できる上司の目線で査定するので厳しい尺度で判定)、後者の新入社員は平均より少し上の考課結果に(甘い上司なので緩い尺度で判定)。このように同じ成長・成果を出していても査定する上長の気質により、差がうまれます。

他に、無茶苦茶仕事ができ3年目の先輩とほぼ同じ成果を出している新入社員と、何をしてももひとつという2人の新入社員がいたとします。昇給の結果、給与は同額。極端に保守的な企業はこうなります。

ただただ勤続年数が長いだけや自社製品に詳しいだけという理由で管理職となっている人が統括するような企業に入社すると本来、器ではない・組織のマネージメントができない上司が査定を行うので会社全体の人事考課がカオスになっています。真の能力ではなく、忖度や人柄、勤続年数でのし上がりたいならこういう企業もありですが、自身の成長や将来の自分の社会的価値を考えると不安になります。

査定される側のスタッフからするとたまったもんじゃないですよね。

昇給という1年間の成果を給与に反映する最重要な仕事で、配属された上司や企業の特性に左右され、正当な査定が行われず、これではモチベーションも低下し、きっと離職率も高くなるでしょう。

ほとんどの企業が、給与や賞与を決める際、人事考課の結果を参考情報として利用しているので「人事考課」が正しく実施されないと正しい報酬がもらえないという悲劇が起こります。

レオンアーツではこの問題を解決するため、人事考課で

の3点を実施しています。

弊社コア・バリューに定義されている「正しい基準を提供すること」をブレずに、スタッフの誰もが心底納得できる人事考課を提供しています

レオン流の人事考課

人を育む評価のカタチ

給与と人事考課

人事考課とは、ある静止点での各自の能力を棚卸することです。それを昇給のタイミングで実施し、結果をもとに報酬を決定します。レオンアーツが提供する人事考課の仕組みをもう少し深堀していきましょう。

弊社の職域を大きく分けると、営業・エンジニア(コンサルタント・クリエイター・テクニカル)管理間接部門の4つに分類され、スタッフの大半がエンジニアか管理に携わっています。人事考課の対象となる職種は、この2つを査定する仕組みで構築しています。

人事考課の仕組みを説明する前に、弊社の報酬(給与・賞与)の仕組みを下記からローディングして下さい。

今回伝えたい「全社(業界・社会)で統一された正しい考課基準」が網羅している範囲は、エンジニア及び管理職の給与の内『職務手当『役職手当『技術手当の3つで、それぞれに独自のアセスメントプログラムが用意されています。

アセスメントプログラム

用意されている基準に対し、実績(できたこと)を選択することで、スコアが100点満点で出力されます。当診断プログラムで採点されたスコアが、給与テーブルとリンクされており、出力されたスコアに該当する手当が支給されます。

(誰が選択しても同じ結果になる尺度で判定基準が設けられている)

特徴

判定要素

アセスメントプログラムで判定する要素です。

ヒューマン・コンセプチュアル

一般

共通

基礎力

仕事の取り組む姿勢

仕事の取り組み方

ビジネスレター

主体性・当事者意識・準備と振り返り・見えないものを見る力

べき論の習得・作業見積と計画の策定・仕事の優先順位付け・最短で仕事を終わらせる力・業務改善・能力向上

応用力

未経験の仕事

業務遂行力・リスク管理・上位職の仕事・経験をチカラに変える

コミュニケーション

対話力
報・連・相
エスカレーション

企業人意識

振る舞い
倫理観

自己啓発

ナレッジ向上
資格(IT関連)
資格(IT以外)

プレゼンテーション

運営・実施
資料のクオリティ

運営・参加

会の運営

準備・運営・ファシリテーション力・参加する姿勢

業務改善

企業貢献

マネージメント

指導

アシスタントチーフ

チーフ

実務

高い実務遂行力

高い問題解決力

高度なプレイヤー・労働生産性

問題解決力

上司や管理職のサポート

上司と部下のパイプ役

上長の仕事のサポート

メンバとのパイプ役・意見具申

メンバーの指導

一般職員の管理・指導

社会人・専門職として

アシスタントマネージャ

仕事の創出

仕事の規模を発展

実務

部下の模範となる現場プレイヤー

仕事・リスク管理・業務改善・率先垂範

責任者として対応

組織のパイプ役

上長の仕事のサポート

社外とのパイプ役・社内とのパイプ役・意見具申・査定支援

メンバーのマネジメント

部下の業務遂行及び管理

部下の人材育成

成長支援・統率

環境づくり/上級職への育成

管理

マネージャ

シニアマネージャ

課の仕事の創出

新しい事業開拓

方針策定

市場作り

中期事業計画の立案

課の仕事の管理

業績

金額の決裁・妥当性・契約責任

運営

予実管理・受注・組織の成長

金額責任(承認/決裁/内容の妥当性)・契約関連

意思決定・目標達成・品質責任

責任者としての対応

対内的対応

対外的対応

ネゴシエーション

上長の仕事のサポート

千里眼・率先垂範・意見具申

ステークホルダーとのパイプ役・人間関係の構築・トラブル対応

情報収集・戦略と戦術・折衝

メンバーのマネジメント

部下の仕事の割振・指示・伝達

部下の管理

部下の労務管理

部下の育成

部下の評価

目標策定/環境作り

一般層の育成・指導層の育成

目標策定・フォロー・査定・評価後フォロー

経営

部長

事業部長

本部長

部の仕事の創出

事業開拓・拡大

方針策定

組織作り

ビジネスの創出

長期事業計画の立案

幹部候補の育成・人材の育成・組織の革新

部の仕事の管理

業績

金額の決裁・妥当性・契約責任

運営

将来の業績責任・戦略内容に沿った業績・資源を有効活用し、最大の業績を確保

金額責任(承認/決裁/内容の妥当性)・契約関連

部門の管理・リスクマネジメント

責任者としての対応

対内的対応

対外的対応

社内のパイプ役/意見具申

ステークホルダーとのパイプ役・渉外

メンバーのマネジメント

部下の管理

部下の査定

働きやすい環境作り・キャリアデザインと支援

メンバーの査定・マネージャの査定・評価後フォロー

テクニカル

ITSS

マーケティング

セールス

コンサルタント

ITアーキテクト

プロジェクトマネジメント

ITスペシャリスト

アプリケーションスペシャリスト

ソフトウェアデベロップメント

カスタマサービス

ITサービスマネジメント

エデュケーション

共通

毎年3月に1年間経験した職歴を経歴書へ反映させます。その実績を、経済産業省提供「ITSS標準スキル評価指標」に基づき『プロフェッショナル貢献』と『ビジネス貢献』の2つの分野で査定します。レベル1~7の国が策定したエンジニアレベルで判定するため、レオンアーツでレベル5と認定されれば、それはすなわち日本国内でレベル5と認定されたことになり、業界統一の認定基準を満たした人事考課となります。

社内認定

営業

プロジェクトマネジメント

上流

製造

品質

環境構築

移行・本稼働

保守

上記ITSSの考課尺度は7段階のみで、大きい区分けでは完璧に網羅されていますが、もう少し細いレベルで優位性を査定したいという発想から生まれました。レオンアーツ独自の観点で、ITSSでは表現できていないエンジニアとして大切な要素について、オリジナルの評価基準で査定します。

運用ともたらす効果

何をすれば評価され、何をすればNGで、どういう人物が管理職で、何がデキるエンジニアであるかが、明確かつ具体的に定義されており、スタッフの行動指針のひとつとなっています。

仕事ができる人は少しの頑張りで目標の高みに到達しますが、仕事が苦手な人はできる人の何倍も努力しないと同じレベルに到達しません。個々が頑張った度合いや努力の度合いではなく、どの高みに到達したかで給与が決まるので、忖度の無い万人に平等な仕組みといえます。

実施している運用

人事考課で課題を感じている企業様へ

査定プロセスを見直し、インナーブランディングで企業価値を向上させませんか?

企業・他業種にあわせたカスタマイズ

ブランディング本部では組織活性支援事業を実施しています。

人事考課はいわば国づくりを行う上での法律と同じと捉えている私たち。企業内で向かってほしい人材へと育むよう人事考課のあり方を見直してみませんか?

レオンアーツでは下記の課題解決をお手伝い致します。

弊社スタッフまでお気軽にお声がけください。

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